2011年5月23日月曜日

OSM > Bing > Google

こんにちは。クライシスマッピングチームの mapconcierge です。5/14に開催されました sinsai.info シンポジウムでは、クライシス・マッピングチームの活動内容をご紹介しましたが、我々は、オープンストリートマップ(以下OSM)という自由な地図づくりを軸に活動をしています。そこで、いつも多くの方に質問されることがあります。

「Google Mapsがあれば十分なのに、どうしてOSMなんてやってるの?」

Google Maps はたしかに無料で使える地図で、非常に便利なのですが、残念ながら自由に使えるわけではありません。利用規約に指定されているとおり、複製したり、再配布したり、二次利用したり、改変することは、厳しく制限されております。例えば、Google Maps の地図を勝手に印刷して配布するには、利用規約の範囲内で厳密に制限されています。
けれども、OSMは複製も再配布も二次利用も改変もすべて申請なしで商用利用も含めて誰でも自由に使うことができます。

また、Google Maps と Bing Maps には、地図レイヤの他に、衛星画像や空中写真を表示する航空写真レイヤがあります。すでにどちらのサービスも東日本大震災の被災地に関してはかなり広範囲に震災後のデータに差し替えられています。当然、OSMデータの更新作業でこれらの航空写真レイヤを背景にトレースしたいと思うのが心情ですが、Google Maps は残念ながらそのような利用方法を用いることができません。一方で、マイクロソフトの Bing Maps は、OSMのデータ更新目的であれば、自由に航空写真レイヤをトレースすることができます。つまり、普段オープンな立場をアピールしている Google が、地図の世界ではクローズドで、Bing がOSMに対して門戸を開けている、オープンな立場になっているのです。

そこで、sinsai.info の地図レイヤ表示も、上にあるほどオープンなデータという位置づけで
レイヤーの順番は

 OSM
 Bing Maps
 Google Maps

にしてあります。

Googleさんが航空写真レイヤをOSMでトレースしてもよい許可が降りましたら、この順番がまた変わるかもしれません。

ちなみに、Yahoo JAPANさんは、OSMに所有する地図データの寄附をしていただくほどの強力なサポーターですし、国土地理院さんも基盤地図情報のトレースを許可いただくなど、活動を支援していただいております。そんなわけで、sinsai.info で使われているOSMデータは、マイクロソフトさんとYahoo JAPANさんと、国土地理院さんと、その他多くの地図サービスプロバイダーさんのご協力の元で日々更新されています。

地図作りに興味を持たれたみなさん、是非一緒にクライシスマッピングやりませんか?

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