2011年11月20日日曜日

楽天テクノロジーアワードで金賞をいただきました。


11月29日に開催された楽天テクノロジーカンファレンスにて、なんとテクノロジーアワード金賞という名誉ある賞をいただきました。

私が代表して受け取って来ましたが、これまで関わってきたすべての皆さんに対する賞です。本当にありがとうございました。これまでも、多くの人から、「あの時にsinsai.infoがあって助かった」「情報収集に役に立った」「勇気づけられた」という言葉をいただいてきました。私はたまたまその場にいて、代表という立場になりましたが、「被災地の人の役に立ちたい」という皆の想いがあったからこそ、12,000件を超えるレポートを集められたのだと思います。開発に携わっていただいた皆様、レポートを集めていただいた皆様、プロモーションや法務、デザインなどに関わっていただいた皆様、今日は皆さんのその働きが評価されたのです。被災地はまだまだITによるサポートを必要としています。一度活動から遠ざかっている方も、いつでも戻ってきていただければと思います。

ちなみに、当日行ったプレゼンテーションはこちらです。


まつもとゆきひろさんネタが入っていますが、当のまつもとさんが最前列で聞いておられたので驚きました。
「ほとんどの人は、適切な大きさと複雑さを持ったいい問題を探しているんですよ」というまつもとさんの言葉は、3年近く前の梅田望夫さんのインタビューに答えていたもので、オープンソース文化の背景にある人間的性質を良く表していると思います。
私自身OSSに関わる身としてずっと心に持ちつづけていましたし、少なからずオープンソース的文化が感じられる sinsai.info やH4Jの活動でも意識していたことだったのですが、まつもとさんの前でそれについて発表するという不思議な縁に感激しました。

sinsai.info はこれからも活動を続けてまいります。東日本大震災に関する情報収集も行なっていきますが、いつまた大きな地震が来ないとも限りません。その時に、今回よりももっとうまく動けること、ひとりでも多くの人の手助けになることを目指して、活動していきたいと思います。引き続きご声援をいただけましたら幸いです。