2011年4月28日木曜日

日経新聞社のサイトでsinsai.infoをご紹介いただきました。

sinsai.info の取材記事が日本経済新聞のサイトに掲載されました。

「ライフライン」としてネットに死角はないか:日本経済新聞

 3月11日に発生した東日本大震災で、インターネットは社会インフラとしての存在感を改めて世に示した。電話網や携帯電話のメールは機能停止に追い込まれたが、ネットは貴重な通信手段として被災地からの救援・支援要請を伝えた。そんな「ライフライン(生命線)」としてのネットに死角はないのか。震災情報を収集・整理するサイト「sinsai.info」を運営する関治之氏と、インターネットイニシアティブ(IIJ)の鈴木幸一社長に話を聞いた。

ありがとうございます。補足ですが、記事中「被災地にもシステムエンジニアはたくさんいる。仙台駅にシステム関連のボランティアが働ける場所も確保した。」という部分は、助け合いジャパンが用意した情報入力ステーションのことだと思われます。
ボランティア情報ステーションin仙台宮城:ボランティア(仙台市内)募集情報 このステーションで入力されたデータはAPIで公開されており、sinsai.info からも自動で取り込んで表示しています。sinsai.info としてこの入力施設を確保した訳ではありません

現地からの情報入力を積極的にお願いしていきたいというのは強く思っておりますので、ご興味のある方はお問い合わせページより是非御連絡ください。

2011年4月25日月曜日

震災復興sinsai.infoガジェットプロトタイプデモ


sinsai.infoのAPIを使って、ブログや iGoogle、mixiなどのOpenSocial対応SNSに埋め込めるガジェットプロトタイプを公開中です。デモ映像を見ながら是非試してみてください!

XMLのURIはこちら
http://nati.sinsai.info/gadget/sinsai.xml


あと、Flash阪ガジェットもあります!
http://hkk.sinsai.info/widget/sinsai_widget.html

2011年4月24日日曜日

日本アンドロイドの会 横浜支部 定例会にて発表

日本アンドロイドの会 横浜支部 定例会にてsinsai.infoの法務班リーダーaganard氏が発表しました! 1:06:00頃から登場しています。

sinsai.info の海外向けプレゼンテーションを更新しました。

Where2.0 後に行われた TechWave の懇親会で、海外の方向けに sinsai.info のプレゼンテーションを行いました。
その際の資料を slideshare にアップしております。
CC-BY SA ライセンスで公開していますので、ご自由にお使いください。

2011年4月21日木曜日

Ushahidi 公式ブログで sinsai.info の記事を掲載していただきました。

Crisis Mapping Japan
http://blog.ushahidi.com/index.php/2011/04/20/crisis-mapping-japan/

Ushahidi の公式ブログに、sinsai.info についての記事を掲載していただきました。sinsai.info の現在のアクセス状況や日本での利用の特徴などを書かせていただきました。Patrick Meier 始め、Ushahidi 本体の方々は立ち上がりから数日後にはSkypeでコンタクトをしてきてくれており、翻訳ドキュメントや有効そうなプラグインの紹介や、技術的なアドバイスなどもいただいています。

sinsai.info が Where2.0 で紹介されました。

Ushahidi 本体の Patrick Meier が、サンタクララで開催中の Where2.0 の講演で、sinsai.info のことを冒頭で紹介してくれました。



Ushahidi は震災だけでなく、リビアの内戦やエジプトの騒乱でも使われていることも説明されています。

2011年4月20日水曜日

Sinsai.infoのデータを活用したアプリをつくりませんか?

sinsai.infoの活動の特徴に、オープンデータというものがあります。
sinsai.infoのAPIを活用することで、誰でも復興支援アプリを実装できます。

たとえば、
http://www.sinsai.info/ushahidi/api?task=incidents&by=all
のURLにアクセスするとjson形式でsinsai.infoに集まったレポートが収集可能です。


チュートリアルもあります。
sinsai.infoのAPIを活用して震災復興支援アプリをつくろう!

このチュートリアルでは、opensocial application (iGoogleのガジェットや、mixiアプリ、gooアプリの仕様)
を作成するサンプルを紹介しています。
なんと、ブラウザ上だけで開発ができちゃいます。
是非、みなさまアプリをご作成ください

サンプルガジェット



2011年4月19日火曜日

BBCで放映されました。



イギリスBBC TVにて sinsai.info が紹介されました。sinsai.info は日本人だけでなく世界中の多くの支援者によって支えられています。

2011年4月13日水曜日

首都大学東京 渡邊研 通行実績情報マッシュアップと連携開始!

首都大学東京の渡邊英徳研究室が運営している「通行実績情報マッシュアップ」と sinsai.info が連携を開始しました。UshahidiはKMLによる出力が可能なのですが、みなさんからいただく情報が膨大なため、Google Maps APIでも容量オーバーで根を上げてしまうほど負荷の大きく、いろいろと工夫してあります。負荷分散いただいたYahooさんに感謝!

2011年4月12日火曜日

TEDx Earthquake 9.0での講演映像

Watch live streaming video from tedx at livestream.com
2011年4月10日(日)に九州大学で開催された TEDx Earthquake 9.0 の映像が公開されました。sinsai.info 副責任者の三浦の講演(2:07:00〜)をはじめ、多くの活動が紹介されております。
プレゼン資料はこちら

sinsai.info を1ヶ月やってきて思うこと

TechWave さんに、表題の記事を寄稿しました。

sinsai.info を1ヶ月やってきて思うこと
http://techwave.jp/archives/51650191.html

みなさまこんにちは。TechWave のジオメディア担当、関です。

今は、仕事の傍ら、 sinsai.info という復興支援プラットフォームの総責任者をしております。

震災があった日から既に1ヶ月が経ちました。震災発生当日に sinsai.info の管理を引き継いでから1ヶ月。ひたすらサイトの改善作業に時間を費やしてきましたが、ここで1ヶ月間の活動を振り返ってみたいと思います。

今回の震災は非常に広範囲に影響し、現地でのライフラインが分断され、携帯の電波も通じない、電気も使えないと言った状況で、そのような状況に際してのITの無力さを痛感させられる1ヶ月でもありました。sinsai.info の活動を通じても、被災地域に対してダイレクトに支援ができないというもどかしい思いを常に感じてきました。
実はこの活動を通じて一番助けられたのは私自身かもしれません。現地入りしても足手まといにしかならないであろう私が、何か少しでもやれることがあるというのは、日々迫ってくる漠然とした不安感、焦燥感を忘れることにつながりました。
いまだ、どれだけの人にsinsai.infoが役にたっているのかはよくわかりません。しかし、様々なNPOの方々や現地入りをした方々にお話を伺ってみると、情報ギャップが深刻な状況にあることは確かなようです。電気や通信インフラがが復旧しつつあるこれからの時期にこそ、sinsai.info のようなプラットフォームが役に立てることがあるのではないか。そんな思いでこれからも活動を続けていきたいと思います。
...


続きをTechWaveで読む

2011年4月11日月曜日

TechLIONとEARTHLING2011での発表資料

震災当日の立ち上げから一ヶ月、多くのイベントで声をかけていただき、中心メンバーが分担して連日どこかで発表をしている日々が続いております。情報がバラバラにならないように、公開資料はこのブログに集約していきます。

3/31(金)TechLION(at 新宿 ネイキッドロフト)


4/1(土)EARTHLING2011(at 慶応大学日吉キャンパス)

2011年4月10日日曜日

sinsai.info の組織について

sinsai.info 総責任者の関です。

もうすぐ地震発生後1ヶ月。ようやく時間が取れ、そろそろブログも書けるくらいに落ち着いてきました。

最近、sinsai.info ってどのような組織がやっていて、どのように意思決定がされているかわからないというご意見を時々耳にします。
まずは、組織や意思決定について、解説させていただきたいと思います。

サイト運営者について

このことはサイトの 運営団体 のページにも書かれているのですが、sinsai.info は先日のニュージーランド地震の際にも多方面より活用されたクラウドソーシングツールUshahidiで構築されており一般社団法人オープンストリートマップ・ファウンデーション・ジャパン の主管の元、OpenStreetMap Japan の有志やボランティア参加のメンバーにより運営されています。

組織構成

sinsai.info には、以下のようなグループがあります。
  • 総責任者:OpenStreetMap Foundation Japan 関 治之
  • 副責任者:OpenStreetMap Foundation Japan 代表理事 三浦 広志
  • データ班:サイトのモデレータチームです。一般から投稿されたレポートの承認作業や、Twitter からのレポート化作業を行っています。
  • 運用班:システム運用チームです。日々の負荷監視や、運用状況の確認を行っています。システム監視は、ハートビーツ社にご協力いただいています。
  • インフラ班
  • :インフラ構築チームです。サーバの構築を始めとした作業を行っています。インフラの置き場については、Amazon社に、EC2 をご提供いただいております。
  • 翻訳班:日本語のドキュメントを英語に翻訳するチームです。静的なコンテンツを英語に翻訳する他、重要なレポートも翻訳しています。随時、他言語にも対応していく予定です。
  • 開発班:システム開発を行うチームです。日々上がってくる要望や不具合に対応しています。グリー株式会社やNTTを始めとする、様々なエンジニアが協力しています。
  • UI班:UIデザインを担当しているチームです。デザインリニューアルやロゴ作成などを行って来ました。コパイロット社を始め、様々な方にご協力いただいています。
  • 法務班:法務的な側面でサポートを行うチームです。
  • 渉外班:NPO団体や、協力企業などとコミュニケーションを行うチームです。
  • 広報班:広報を担当するチームです。

意思決定について

我々は基本的にオープンソース文化に馴染んだ開発者の面々で構成されており、トップダウンによる意思決定よりも、草の根的でオープンな意思決定を採用しています。議論はYammerというSNS上で非同期で行われ、一日2回昼と夜に行われる、Lingr というチャットツールを使ったオンラインミーティングで、重要事項の周知や決定が行われています。
各班のリーダーが意見の取りまとめを行うことが多いですが、誰もが議案を上げることが可能で、良い提案であれば採用されることも多いです。
本番環境へのリリース作業は、認証された一部の開発リーダーの面々が行っています。

ボランティア募集

上記のチームにご興味をもったかたは、ぜひサイトのボランティア募集 ページより、お申し込みください。

2011年4月9日土曜日

NHK総合「サキどり↑」4/10 にsinsai.info登場予定


(C) 2011 NHK

NHK総合・新番組「サキどり↑」4月10日(日)8:25~8:57にて sinsai.info が紹介されます。

TEDxEarthquake9.0にsinsai.info登壇します

4/10(日)に九州大学で開催される TEDxEarthquake9.0にsinsai.info の副責任者:三浦広志が登壇します。

Changing the World, One Map at a Time

sinsai.infoは、オープンソース震災クラウドソース・プラットフォーム Ushahidi(ウシャヒディ)をベースに、日本向けに改良を加えたものです。この Ushahidiを開発している Patrick Meier氏の最新のプレゼンテーション資料。我々の活動状況も紹介してくれています。

震災後のオープンストリートマップ編集状況アニメーション


福島第一原発、仙台、東京など、震災から4月7日までのオープンストリートマップが世界中のマッパー支援によって出来上がっていくマッピング編集状況のアニメーションです。まだまだ長期戦になりますが、ご支援いただいている多くのみなさまに感謝!!