もうすぐ地震発生後1ヶ月。ようやく時間が取れ、そろそろブログも書けるくらいに落ち着いてきました。
最近、sinsai.info ってどのような組織がやっていて、どのように意思決定がされているかわからないというご意見を時々耳にします。
まずは、組織や意思決定について、解説させていただきたいと思います。
サイト運営者について
このことはサイトの 運営団体 のページにも書かれているのですが、sinsai.info は先日のニュージーランド地震の際にも多方面より活用されたクラウドソーシングツールUshahidiで構築されており一般社団法人オープンストリートマップ・ファウンデーション・ジャパン の主管の元、OpenStreetMap Japan の有志やボランティア参加のメンバーにより運営されています。組織構成
sinsai.info には、以下のようなグループがあります。- 総責任者:OpenStreetMap Foundation Japan 関 治之
- 副責任者:OpenStreetMap Foundation Japan 代表理事 三浦 広志
- データ班:サイトのモデレータチームです。一般から投稿されたレポートの承認作業や、Twitter からのレポート化作業を行っています。
- 運用班:システム運用チームです。日々の負荷監視や、運用状況の確認を行っています。システム監視は、ハートビーツ社にご協力いただいています。
- インフラ班 :インフラ構築チームです。サーバの構築を始めとした作業を行っています。インフラの置き場については、Amazon社に、EC2 をご提供いただいております。
- 翻訳班:日本語のドキュメントを英語に翻訳するチームです。静的なコンテンツを英語に翻訳する他、重要なレポートも翻訳しています。随時、他言語にも対応していく予定です。
- 開発班:システム開発を行うチームです。日々上がってくる要望や不具合に対応しています。グリー株式会社やNTTを始めとする、様々なエンジニアが協力しています。
- UI班:UIデザインを担当しているチームです。デザインリニューアルやロゴ作成などを行って来ました。コパイロット社を始め、様々な方にご協力いただいています。
- 法務班:法務的な側面でサポートを行うチームです。
- 渉外班:NPO団体や、協力企業などとコミュニケーションを行うチームです。
- 広報班:広報を担当するチームです。
意思決定について
我々は基本的にオープンソース文化に馴染んだ開発者の面々で構成されており、トップダウンによる意思決定よりも、草の根的でオープンな意思決定を採用しています。議論はYammerというSNS上で非同期で行われ、一日2回昼と夜に行われる、Lingr というチャットツールを使ったオンラインミーティングで、重要事項の周知や決定が行われています。
各班のリーダーが意見の取りまとめを行うことが多いですが、誰もが議案を上げることが可能で、良い提案であれば採用されることも多いです。本番環境へのリリース作業は、認証された一部の開発リーダーの面々が行っています。
ボランティア募集
上記のチームにご興味をもったかたは、ぜひサイトのボランティア募集 ページより、お申し込みください。
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